家のパソコンで使っている外付けハードディスクが壊れてしまいました。
大事なデータは入っていなかったので、製造元のバッファローに修理を依頼したのですが…
バッファロー「修理期間が終了しています」
購入から1年しか経ってないじゃん……
製造時期などの問題もあるのでしょうが、腑に落ちません。
しかし、ゴネてもしかたないのです。
直らないなら、遊んでみよう!
ちょうど、使っていない古いハードディスクが余ってましたので、載せ替えてみることにしました。
分解
問題の外付けハードディスクがこちら。
いざ、分解となりましたが…
よく見ると、ケースのふちに溝があります。
精密マイナスドライバーを突っ込んでみると、どうやらツメで引っかけているようでした。
結構頑丈に引っかけています。
計14箇所……かなぁ?
壊してもいいって前提で分解していたので多少の傷は問題ありません。
気になる方は、ちゃんとした分解工具があるみたいなので、そちらを使用してください。
赤丸の所がねじ止めされていると思いきや…
外してみたら答えがわかりました。
どうやらこのねじは基盤とスペーサーを固定するものですね。
どちらにせよ、このタイミングでねじを取り外さないとスペーサーからハードディスクを取り外せません。
横にシリコンっぽいカバーがありますので、外すとスペーサーとハードディスクを固定しているねじがあります。
このねじを外すことで、ハードディスクが取り外せました。
続いてハードディスクについている基盤ですが、こちらは手で引き抜けます。
組み立て
無事故障していたハードディスクを取り出せました。
次は載せ替えです。用意したのは容量は1000GBのハードディスク。
前のパソコンに載せていたやつですね。必要なデータなどは回収済みなので再利用します。
1000GBあれば、とりあえずのバックアップには十分の容量かと思います。
分解とは逆の手順で基盤をぶっさして…
スペーサーに取り付けて…
ケースに納めて…
はい、完了です。
動作確認
よくよく考えてみれば、ケースの蓋を閉める前にやればよかったですね。
とりあえず、電源ケーブルを入れて、USBでパソコンにつないで…
無事、認識してくれました!
これで使えるようになりました。一安心です。
おまけ
ところでケースの蓋の裏についていた、このアクリルっぽい棒。
どういったものでしょうか?
答えはこちら。
通電をすると基盤の一部が光ります。
ここに、アクリル棒の先っぽが来るような仕組みになっていました。
アクリル棒の中を光ファイバーの原理(光の全反射)で先ほどの光が進み、ケースの電源ランプとして利用されています。
これは、アナログと言っていいのか、デジタルと言っていいのか?
アイデアの勝利だと、個人的に感心してしまいました。
さいごに
故障したときは多少なりともへこんだのですが、無事使えるようになってほっとしました。
壊してもいいと逆に思えたので出来たのだと思います。
新しいものを買うのもいいのですが(わくわくするし)、こうして修理するのも面白くて楽しいですよ。
チャンスがあったらみなさんもチャレンジしてみてください。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様